ばのブログ

フルゆとり世代の俺

筆休め

強く残ってる記憶は案外ガキの頃の記憶が多い。
汚いスーパーのボタンが外れまくったゲームから小銭をくすねたりどうやって行ったのか子供が1人通れるくらいの水道管を友達と匍匐で進んで川に辿り着いたり。
いきなりそいつが崖から川に転がっていった時は子供ながらに死んだと思ったね。

毎日そいつと冒険してボロボロになった服を見た親父にぼこぼこにされて。
気になったことを試さずにはいられなくて砂場の砂をストローで吸ったり、メロンクリームソーダを鼻で吸ったり、家に帰りたくて幼稚園から脱走したら犬に追っかけられてトラウマになったり。
お祈りの時間に漏らしたり。
女の子パンツが見たくて好きな子転ばせて怒られたり。職員室のポスター破いて逃げたら画鋲踏んで捕まったり。
くだらないことばっかりだったのに毎日が発見の連続で何もないのになんでも楽しかった。

今はできることも増えてだいたいのものがなんでもある環境なのに時間だけが物凄い速度で進んでいく。



あんなに険しくて長い道を歩いてたのに乗り物を使えるようになった今は昔以上に足が重い。
自転車に乗れるようになってどこにでも行ける気がして、バイクに乗ってどこかに行って、車に乗ってそこに行く。
あったことを覚えていないなまりも今は標準語になってつくづく俺はつまらない人間だと思う。

0から20と20から死ぬまでは同じ体感速度らしい。
こりゃ死ぬのはもうすぐだな。笑える。

もう島には何年も帰ってない。
あいつは今何やってんだろう。