ばのブログ

フルゆとり世代の俺

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

死神

いつからか、目が覚めた感覚もなく、気づけばどこかの教室にいた。正確には私が知る教室の風景と酷似した机や椅子の配置、更には黒板があることでここが教室であるという答えに至った。 相違点を挙げるとすればこの薄暗さだろうか。遅くまで学校に残ったこと…

近づきたいのは、どこか似ているからなんだと思う。

ぱたっと降らなくなったことを愁いたら、聞いていたかのように降った雨。 突然の雨は気を使ってかその雨足はどこか控えめで、呼ばれるまで待っていた様子を見れば彼の性格を計り知ることは難しくない。遠ざけられることが多いことを念頭に置き、近づくことは…

一期一会かは選べるけど、多分もう会わないと思う。だから泣いてるんだよ。

深夜に響く爆竹が皮膚に触れた感覚のない外気の速度を上げ気温を下げる。 人の気配と息遣いに敏感な午前2時は1分を過ぎた頃か、もっと深い時間かもしれない。 風より早く駆ければ追ってくる気配よりも前からの抵抗が気になるように、出すぎた杭が打たれる…

燃やして燃やして燃やして 灰になれたら連れてって 燃えて燃えて燃えて 灰になるまで見ていて止めないで止めて止めようとして もう遅い遅くない顔を見せて 洗濯物が回る煙たい匂いも消える リセット出来るキカイをくれる 全部回してしまえばいい抱えたものを…

近所

見て、これん、なにこれびっくりすると思うよいや、なにそれ、怖いよいーから、いーからなにもよくないんだけどじゃー開けるねうんじゃーんえすごくない?なにこれ見ればわかるでしょそういうことじゃなくてもっと驚くと思ったのに驚くほど驚いてるよそした…

電車の先頭車両から車掌さんを覗く 少年の目は輝いて車掌さんも輝いて 少々のプレッシャーにいつも以上の安全確認 君の理想に、夢になれるように 小窓から覗くその世界 薄い壁が隔てる過去と今と未来の自分と自分 追い付いて追い付かれて渡して渡されて 繋い…

無限大に思える宿題も驚くほど近い蜃気楼も夏休みの41日目も深海で見たあの人も山奥のあの子も全部この暑さにあてられて見た幻なんじゃないかと思うこの頃ですがお元気ですか