ばのブログ

フルゆとり世代の俺

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

この空は繋がっている。残酷に。見えないものを堆積させながら。

視界にあなたを捉えて踊った心を串刺しにした。黒芯にこびりついたドロにかまう余裕はない。こんな時代にインクは滲まない。感情を奮起させ手を振るっても、その一端でさえ薄紙に反映されることはない。知ってほしいのに、報せたいのに。 擦り切れた手と見開…

夜、今日をなぞってみた 夜、24は一瞬で 夜、一月を数えてみる 夜、30を聢と刻んで 夜、もうすぐ日を取る 夜、明日が今日に重なって 夜、もうすぐ日が昇る 夜、数時間後に今朝になり 夜、一周回って今は夜 夜、暗さの単位はどこが夜 夜、明るさの単位はどこ…

キリの悪い数字からのカウントに確かな自分を

四月から書き始めたブログの数が百に近づいてきた。 時の流れを測る物差しは至るところに転がっていて、それには気付きが大事になってくる。増えようが増えまいがどうでもいい話で、増えたからといって生活が豊かになることはない。それでもこのブログはいつ…

胡坐をかいていたくせに、望んでいなかったような態度に腹が立つ。

例えば、陽の人のマイナスな発言は陰の人から見れば妬みの対象になってしまったり、陰の人のマイナスな発言は陽の人から見れば一蹴出来てしまうものであったりするわけだけど、類は友を呼ぶという言葉が示すように、同じ属性は集まりやすいこともあって、陽…

関心が鬱陶しくて、無関心がうれしくて。

誰もいないホームで電車を待つ。ここは薄暗くて湿気が多い。小刻みに点滅する自販機が唸る。自販機と混ざる自分の呼気だけが鳴るホームが好きで、手をかけた煙草に火をつける衝動を抑えた。 向かいのホームにいた一人は、陰湿な景観にそぐわない電車の灯りに…

リアルタイムで殴り書くブログ

台風が来てる 仕事明けの帰路は土砂降りで、駅までの道にいつもの喧騒はなくて、駅の中も空っぽ 電車の中もすっからかんで、ぽつぽついる人は自分も含めてみんなカッパを被ってる なんだか戦いに行く人を乗せてるみたいで、ここにいる少数精鋭はここからどこ…

十分の輝きが訪れた先は下り。最盛と共に消え入れば、残されたものは全盛を環る。

輝きの絶頂には儚さが介在する。歩んできた道が報われる最高の瞬間は、同時に低落の兆しを見せる。 花火の開花にそれを重ねれば、さも美談として語れるだろうが、始まりから目指す場所の違いを鑑みると花火のそれとは大きく異なる。目指した場所に在り続ける…

「ジョーカー」最悪で最高なショーの始まり

非情で残酷で猟奇的で純粋な悪。私が興奮しているのは、人間の倫理的な善悪を完全に悪に振り切った人間、悪魔に成った悪の誕生を見ることができたからだろう。ジョーカーの誕生が描かれた今作でジョーカーはまぎれもなく人間だった。劣悪な環境に笑うことで…