ばのブログ

フルゆとり世代の俺

リアルタイムで殴り書くブログ

台風が来てる
仕事明けの帰路は土砂降りで、駅までの道にいつもの喧騒はなくて、駅の中も空っぽ
電車の中もすっからかんで、ぽつぽついる人は自分も含めてみんなカッパを被ってる
なんだか戦いに行く人を乗せてるみたいで、ここにいる少数精鋭はここからどこに戦いに行くんだろう
今また一人が降りた
どうか向かう先にたどり着けますように

自分の乗り換えが迫ってる
この調子なら家まで帰れそうだ
これでまだ本調子の雨風じゃないんだ
空いてる電車はこんな緊迫した天気なのにどこかゆとりがあって心地がいい
決して喜べるものではない危険な天気なのに
こんな天気よりいつもの日常の方が息が詰まってるんだろうか
息が詰まる満員電車に乗る息が詰まった人達
原因は敷き詰められたことへの苛立ちだけか

少し前に天気の子を見た
あんなに都合よく晴れにする女の子はどこにもいなくて、国と想い人を天秤にかけて彼女を選べば残酷な結末を迎えることは本当はわかっていて
映画の枠に収まってしまったあの子達に現実味は全くなくて、周りの人間、幾人を、幾万人を殺めたことへの罪悪感は語られなくて、伝えたいことがハッピーエンドの夢物語なのか、バッドエンドのイカれたサイコパスなのか、周りの大人は混沌へ誘う悪魔か、それとも少年の苦しみが見せた幻影か、ただお花畑に居座りたいだけの自己中心的思想のアホか
何を選んでもいい、それがあの少年少女の選択で、変えられないエンディング

とかなんとか言ってたら繰り上げで運休決まったみたいで帰れなくなっちゃった
タクシーで帰ろ