空に気球を描いた。人が乗って重さが増した気球は燃料を燃やしてまた宙を舞う。遠くに行く気球は目に焼き付いているのに帰ってくる気球は想像できなくて、もう二度と会えない気がした。空を見上げては鳥に嫉妬した自分が今大地を見下ろしている。いつもは見…
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